湘南グレースチャペル 導入
今日も引き続き、使徒たち、ユダヤ人たちによってなされたエルサレムでの会議について、彼らの話し合われた内容がアンティオキアの教会に送り届けられることについて記されている箇所であります。
ポイント
１つ目のポイントは「イエスさまの福音が私たちのところに届けられたことを感謝しよう」ということと、もうひとつのポイントは「救われていることを感謝し喜び恵みを分かち合っていこう」ということを思いながらみことばを見ていきたいと思います。
解説
ヤコブによってなされた提案、異邦人クリスチャンが入会するために重荷を負わせないために、みんなで簡単なルールを共有しながら、ユダヤ人も異邦人もイエス・キリストの福音を信じて歩んでいきましょう、互いに愛し合って信仰を守っていきましょうと提案がなされました。
エルサレムの教会において、この手紙を書くにあたり何日も、何日も議論がなされ、ようやく聖霊の一致が与えられ、さまざまな地域の異邦人教会へと通達がなされることになったのであります。
内容につきましては前回お開きした箇所でお話ししましたので割愛しますが、偶像に供えたものと、血と、絞め殺したものと、淫らな行いを避けることであるというもので、それ以上の重荷を負わせないというのでありました。
そして、この内容をアンティオキアの教会をはじめ諸教会に送り届けるために、イエス・キリストの福音のために献身し、いのちを献げているパウロとバルナバの働きが認められて選出され、また彼らと共に、バルサバと呼ばれるユダとシラスも選ばれ、この手紙が託されるのでありました。
アンティオキアの教会において、ユダヤから下って来たある人々が、「モーセの慣習にしたがって割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と教えていたことにより、多くの人が混乱し、悩んでこまっていたのでありましたが、この手紙によって感謝と喜びに満たされるのでありました。
これまで自分たちのしてきたこと、信じてきたことは間違っていなかったのだ、イエスさまの十字架によって本当に救われたのだと確信し平安を受け取るのでありました。
この手紙を届けたパウロとバルナバも、彼らが安心して喜んでいる姿を見て、一緒になって喜び、神さまに賛美をしたのではないかと思います。また一緒にやってきたユダとシラスもこれまでエルサレムの教会で話し合われた内容を説明しつつ、アンティオキアの兄弟姉妹の信仰を見て喜び、神さまから与えられたみことばを語り解き明かし励ましのメッセージを語ったのではないかと思います。
彼らがどのくらいアンティオキアの教会に滞在したかはわかりませんが、ユダとシラスは新しい出会いに感謝しつつ、彼らの信仰に励まされ、この出来事を報告するためにエルサレムへと戻るのでありました。
パウロとバルナバはさらにこの地域において、イエス・キリストの福音を教え、イエスさまの十字架による救いの恵みを証しし、次の新しい地へと伝道旅行をスタートさせるのでありました。
適応
私たちのこれからのクリスチャンライフにおいてもいろいろなことがあると思いますが、日々神さまとの交わりにおいて知恵をいただいて、乗り越えていくことが出来ますように、また、近くにいる兄弟姉妹との交わりによって、祈りあって励ましと助けをいただくことが出来ますようにさせていただきたいと思います。
そして私たちの信仰が少しずつでも成長していくことが出来るように、聖霊なる神さまの助けをいただいて平安と喜びをいただいていくことが出来るように、いつでもどこでもどんなときでも主とチャンネルを合わせて歩んでいくことが出来るようにさせていただきたいと思います。