今日の箇所は、クリスチャンとしてどのように生活していったら良いかということ、どのような人生を送っていったら良いか重要なことが記されている箇所であります。
ポイント
① 神さまの約束を信じて神さまの喜ばれる道を歩んでいこう
② 心も身体も新しくしてもらって神さまを礼拝していこう
③ 聖なる生きたささげ物として
解説
いよいよ12章に入り、クリスチャンとしての生き方について、イエスさまを救い主として信じた者がどのように生活するかについて記されている箇所であります。
これまでに語ってきた福音の素晴らしさをもう一度思い返しながら、イエスさまの十字架によって、クリスチャンは罪の問題と死の領域から父なる罪の赦しと新しいいのちへと移されるのだと語りました。
心の内側を変えていただく、霊的にも主なる神さまと交わり新しくさせていただく、何が神さまの意志、みこころであるかを知って、何が良いことであるかを判断する事が出来るように、どんなことによって人に喜ばれるだろうかと考えていくように語られたのであります。
心を新たにするということ、これは人間の内面を根っこから変えなければならないということであり、新しい誕生、新しい心、新しい人となって、これまでの人生をひっくり返して新しくする。心の内側も霊的にも新しくしていく、たとえ世の中が変わらないとしても、主を信じる者がイエスさまのためにという動機と目的により変わるのならば、イエスさまの愛が満ち溢れていくのであります。
この素晴らしい福音の恵みを知っていたパウロは、何とかしてこのことを一人でも多く知ってほしい、肉体も心も魂もすべて主におささげして、主を信じる者たちの集う教会の中においても、主を知らない地域の社会の中においても神の喜ばれる歩みをしてほしいと願ったのでありました。
パウロはこのところで問題の核心にふれました。イエス・キリストと出会って新しくさせられたパウロは、生きたいけにえとして自分の生涯、生活全体を神にささげ、礼拝するのでありました。パウロにとってこのことはとても理にかなったことであり、神さまのあわれみと御愛に感謝するのでありました。
適応
私たちが直面するあらゆる状況は変わらないかも知れませんが、常に神さまのみこころがなされていることを認識して、神さまのみこころを実践していくことができるようにさせていただきたいと思います。
私たちがいまクリスチャンとしてどのように生活していったら良いか、どのような人生を送っていったら良いか、絶えず神さまに聞きながら、主を信頼して歩んで行くことが出来るようにさせていただきたいと思います。