草はしおれ、花は散る。しかし・・・

導入

今日は5月の第一聖日、第一日曜日ですので、2020年の年間聖句として導かれましたみことばと関係する箇所からみことばを見ていきたいと思います。今年の年間聖句は、ヨハネの福音書4章36節のみことばでございます。

今年はヨハネの福音書4章36節から、永遠のいのちが与えられていること、イエスさまの十字架によって救われていることを喜び生活していけるように、またその喜びを多くの人と分かち合うことができるように。私たちも福音の種を蒔いて、多くの実を刈り取っていけるように、教会に与えられているビジョンを見上げながら歩んでいきたいと願わされております。

ペテロの手紙第一1章23-25節
「人はみな草のようで、その栄えは、みな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」とあるからです。あなたがたに宣べ伝えられた福音のことばがこれです。

ポイント

1つめは「イエスさまの愛をしっかりと受け取っていこう」ということと、もうひとつは「イエスさまによって罪が赦され救われていることを感謝しよう」ということを思いながらみことばを見ていきたいと思います。

解説

旧約聖書の最初、旧約聖書の創世記には、主なる神さまによって、天と地、および全ての物を造られたことが記されており、また、新約聖書の最後、新約聖書のヨハネの黙示録にはこの地の最後について、新しい天と新しい地について記されています。

キリストご自身が最初の創造の御業にたずさわり、我々人間を含めて全てのすべてをお造りになったのであります。またそれだけでなく、いまもなお、計り知れない御愛を持って、我々のことを導いてくださっているのであります。

聖書に記されているイエス・キリストのことを知り、信じ、私の救い主ですと告白をするのならば、またイエス・キリストの十字架で流された血潮が自分のためだったのだと知って罪の告白をするのならば、全ての罪が赦されて神の子どもとさせてくださるのであります。

神のことばこそが、聖書に知るさていることこそが、変わることのない真理であると知るとき、このことを信じて従っていこうと思えるようになるのであります。このようなことを思いながら今日の箇所に目を留めますと、22節から25節までみことばが響いてきます。

この22節からのところは、イエスさまこそが全ての人を救うために、罪を赦すために、この地に来てくださって、十字架にかかってくださって、自らのいのちを犠牲にして、いけにえとなってくださったのであります。

天地万物を造られ、支配され、治めておられる全能の神さまは、イエス・キリストを信じ、罪を告白して悔い改める者には、罪を赦してきよめ、永遠の滅びから永遠の救いへと導くと約束してくださったのであります。

イエス・キリストの語られた真理以外のことば、聖書以外のことばにはさまざまな教えがあり、さまざまな悟りの言葉があるのですが、それらは良いものに思えても、必ず廃れていってしまい、忘れ去られてしまうのであります。全てはむなしく、花が枯れるように、散っていってしまうのであります。

適応

キリストによって語られた福音の真理には、私たちのたましいをきよめることが出来、偽りのない兄弟愛を持つことが出来るのであります。

私たちはこの計り知れないキリストの愛をいただくことによって、どんなに辛いことがあっても、苦しいことがあっても、乗り越えていくことが出来、またこの愛を多くの人に分かち合い共有していくことが出来るようになるのであります。

いま世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の病であり、自分が感染してしまったらとか、誰かを感染させてしまったらとかいろいろなことを考えるのでありますが、このようなことを思うときに詩篇91篇のみことばを読み非常に励まされました。ぜひみなさんも詩篇91篇を読んで神さまのことばを宣言して信仰を深めていっていただければと思います。