導入
今日、導かれましたみことばは、旧約聖書のイザヤ書41章8節から10節のみことばでございます。
この箇所においては、すべてを治めておられる神さまが歴史をも支配し導いておられて、神の民を選び、救い、助け、守ってくださるのだと記されています。
また神さまの御愛がいまを生きる私たちにも注がれているのであります。今日もみことばから教えていただきたいと思います。
ポイント
今日も2つのポイントをあげたいと思います。1つめのポイントは「神さまがいつも一緒にいて守ってくることを感謝しよう」ということと、もうひとつは「神さまが約束を守ってくれることを信じていこう」ということを思いながらみことばを見ていきたいと思います。
解説
ヤコブの父祖であり、信仰の父と呼ばれたアブラハムは、地の果てと呼ばれたカルデアのウルから連れ出されました。
神さまによって選ばれて、導き出されたイスラエルの民は、見放されることなく、見捨てられることなく、神さまがいつもともにいてくださって、助けてくださったのでありました。
10節には「恐れるな」とあります。こわがってはいけない、恐れてはいけない。なぜなら、わたしがあなたの神。あなたを助ける、あなたを守る、わたしの義の右の手で。とあります。このわたしの義の右手は、約束を忠実に守るということ、裏切ることのない、偽りのない義しさによって、あなたを支える、サポートする、守るというのであります。
人間は都合が悪くなったり、自分に利益がなかったり、思い通りにならなかったりすると、約束を破り、裏切り、知らんふりするのでありますが、神さまは決してそのようなことはなさらないのであります。
すべてを造られ、すべてを治めておられるお方は、いまもなお働いてくださって、神の民の過去・現在・未来において、神の御手で守り、恵みを与えてくださるのであります。
神さまの御手で私たちが造られた、整えられたのであるのだから、神さまのことをもっと知ることの出来るように、神さまの御業を悟ることが出来るように、語られているのであります。
神さまによって形づくられて、この地に生かしてくださっているということは、神さまの治めておられるこの世界において、神さまの描いておられる歴史の中で、私たちは2021年という年に、日本の神奈川の平塚・大磯の地に(オンライン礼拝を守られている方には違う地域の方もおられると思いますが)、生かされており、神さまの造られた世界の中で役割が与えられているのであります。
私たちは毎日、あまり代わり映えのない、味気ない生活を送っていると感じてしまうかも知れませんが、神さまの描かれている歴史の中に、神さまのビックストーリーの中におかれていて、神さまの作品をつくるために役割が与えられて用いられているのであります。
そんなこと言われても、私には何も得意分野がなく、役に立たない存在であると思ってしまうかも知れませんが、そのようなことは決してなく、私たち一人ひとりに賜物を与えてくださって、共同製作をするようにと導いてくださっているのであります。
そんな神さまは、私たちにさらなる御愛と恵みと祝福を与えてくださって、これから先もずっと、助けて導いてくださると言われるのであります。
適応
私たちもイエスさまのことをこの目で、肉眼で見たことがないかも知れませんが、信じていくことが出来るように、いつも神さまによって選ばれたことを、愛されていることを感謝して過ごしていくことが出来ますようにさせていただきたいと思います。
いまも生きておられて、歴史を治めて、描き続けておられる神さまが、私たちのことを愛してくださっているのであります。この御愛の中で、神さまの義の御手の中で歩んでいくことが出来るようにさせていただきたいと思います。