最優秀賞の作品

導入

私たち一人ひとりが神さまによって造られた「最優秀賞の作品」であるということをみことばからみていきたいと思います。

エペソ人への手紙2章10節
実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。

ポイント

それでは今日も2つのポイントをあげたいと思います。1つめのポイントは「私たちが神さまの最優秀賞の作品であることを感謝しよう」ということと、もうひとつは「神さまのご計画がこの地にあらわされることを信じていこう」ということを思いながらみことばを見ていきたいと思います。

解説

私たちは神の作品であるということなのですが、これは文字通りに考えますと主がお造りになった、主の手作業といった意味でもあるのですが、このところにおいては、肉体的な創造というよりも、霊的な創造という意味合いがあり、霊的に生まれ変わること、すなわち新生の恵みについて言われているのであります。

主によって造られた人間が、新しい人を着る、霊と心において新しくされ続けて、キリストに似た者とされていくのであります。

では、なぜ、罪ある人間が神によって救われて、造りかえられて、新しいものさせられていく必要があるのかといいますと、それは「良い行いをするため」であるというのであります。

それも良い行いをすることは、神さまのご計画、神さまの目的を実行させるため、完成させるために、神によって救い出された人々が、整えられて、用いられていくのであります。

イエスさまの十字架によって救われるということは、イエスさまと出会ってよかったね、罪赦されたのだね、救われたのだね、洗礼も受けられて感謝だね。よかった、よかった、で終わるのではなく、神さまによって救いの恵みに預かったということは、神さまのご計画のために良い行い、神さまの目から見て良い行いをすることであって、神の国、神さまの栄光をこの地にあらわすことなのであります。そんな神さまの素晴らしいご計画が我々一人ひとりに与えられているのであります。

神さまによって造られるということによって、新しくされるということによって、神さまからの賜物が与えられて、それらを用いて、神さまのご計画をこの地にあらわしてく必要があり、与えられているそれぞれ得意分野を用いていくことが大切なのであります。

もしかすると、人から認められるような、誰もがうらやましがるような得意分野は無いかも知れませんが、もちろん誰もが認めてくれる得意なことも素晴らしいことでありますが、目立たないような、人から認められないような得意なことをも神さまが用いてくださって、神さまの目から見て良い行いとしてくれるのであり、我々一人ひとりは、神さまによって造られた作品であって、最優秀賞の作品であるのです。

適応

私たち一人ひとりが神さまにとって価値ある存在であることをもう一度確認して、神さまによって選ばれていることを感謝しようではありませんか。そして、神さまの国を、神さまの栄光をこの地にあらわすことが出来ますように、神さまの恵みが平塚・大磯の地に、湘南に、全世界にあらわしていくことが出来ますように、主に期待していこうではありませんか。神さまの実をいろいろなところで残していくことが出来るように、主と共に歩んでいきたいと思います。