導入
今日の箇所は、パウロがいよいよローマにやってきたときの出来事について、このところにいるユダヤ人たちとのやりとりについて記されている箇所であります。このパウロとユダヤ人たちとの交わりにおいて、真実が明らかになり、神さまの導きがあらわされることになるのであります。
ポイント
① 辛く苦しいことがあっても神さまだけを信頼していこう
② クリスチャンの友のために祈りあっていこう
解説
ローマでの新しい生活がスタートして3日後、ローマに住んでいたユダヤ人の中で最初の者たちがパウロのところにやってきて、パウロから話を聞くことになったのでありました。
パウロは彼らに対して、民に対しても先祖の慣習に対しても、何一つ背くことはしていない。ユダヤ人たちの救いの条件であった割礼の問題に対しても、我々の先祖であるモーセの慣習に対しても、何一つ背くことはなかったのだと語りました。
パウロがこれまでに大切にしてきたことは、イスラエルの望みのために歩んで来たというのでありました。
パウロの弁明に対してローマにいた人々は、ユダヤから、エルサレムからは何も連絡が届いていないと伝えるのでありました。
宗派についての考えにおいては反対の意見があるということを聞いていたけれども、実際のところはどうなのだろうか、もし知っていることがあれば教えてほしいと話し、ユダヤ人たちの中でも党の問題、宗派の問題があり、いろいろな戦いがあり、危険が迫っており、このような問題に対して慎重に考えていたのかも知れません。パウロの話しを真剣にきくのでありました。
適応
パウロはどんなときでも神さまの栄光があらわされるように、イエスさまの福音が広まっていくように願って歩んでいました。
パウロが多くのクリスチャンの仲間に励まされ、祈られて、助けられていったように、私たちもクリスチャンの仲間のために何か出来ることがないかを考えながら歩んでいけるようにさせていただきたいと思います。
いまはコロナのことがあって、なかなか行ったり来たりが出来ない状況でありますが、外にでられない時期でもあるので、お互いのために祈り合っていけるように、神の国と神の義が祈りによってあらわされていくように主に期待していきたいと思います。
神さまが全てのことを益に変えてくださって素晴らしいことを行ってくださると信じます。私たちの歩みを通しても神さまの御業があらわされることを信じて、主を信頼して歩ませていただきたいと思います。