導入
2021年の年間聖句として導かれましたみことばは、旧約聖書のイザヤ書43章4節前半のみことばでございます。
私たち一人ひとりは高価で尊い存在であり、神さまによって愛され、価値ある者とされ、日々平安の中を歩むことが出来、辛く苦しい問題があったとしても心穏やかに生活していくことが出来るのであります。今日もみことばから恵みをいただきたいと思います。
ポイント
① 神さまが私たちを愛してくれることを感謝しよう
② いつも神さまに助けてもらって生活していこう
③ 神は人をご自身のかたちとして創造された
解説
天地万物を造られた神は、人間を造られたとき、神のかたちに似せて造られました。ここで、神が仰せられたことばに「われわれ」という一人称複数のことばが使われていることから、父なる神、子なる神、聖霊なる神、それぞれの特性が組み込まれていることをあらわすためにこのようなことばが使われているのではないかと思われます。他にもいろいろな解釈がありますので、他の聖書箇所を読み比べながらこのみことばの意味を探っていただければと思います。
主なる神さまが、われわれのかたちに似せて人間を造られたということ、これは実際に神には顔や身体のかたちがあるというのでなく、神の人格、性格、性質において似ているということなのであると思われます。
神は完全な知性と豊かな感情、そして堅固な意志をお持ちである故に、我々人間にも知性が与えられ、感情が与えられ、意志を持つことをゆるされているのであります。またそれとともに、肉体が与えられ、創世記2章7節にあるようにいのちの息、神の霊が吹き込まれることになったのであります。
我々人間は、神によって造られた存在であり、神によって祝福された存在であります。この地上の生涯においては辛く苦しい時もありますが、私たちを造ってくださった神は私たちのことを愛してくださって、私たちが祝福された生涯を歩めるように導いてくださっているのであります。
適応
私たちが神を求め、聖書のみことばを求め、救いを求めて行くのならば、神の恵みに預かることが出来るのであります。我々は神によって造られた存在であり、祝福されたものなのであります。天地万物を造り、全てを導いておられる神と共に歩むとき、この地上では得ることの出来ない神の平安をいただくことが出来るのであります。
聖書のことばは今もなお語り継がれて、聞く人々に勇気と力と希望を与え続けてくれています。聖書に記されている神さまはいまも生きておられ、働いておられ、また私たちと共にいて下さるのであります。このお方がこれからも私たちの人生に素晴らしいことを行ってくださると信じて期待して歩んでいきたいと思います。