道は必ず開かれる

導入

今日の箇所は、パウロがなぜこの手紙を書いたのかという目的が書かれている箇所であります。ローマのクリスチャンたちの信仰がいろいろな教会へ広まっていることを感謝するのでありました。

ローマ人への手紙1章8-15節
私が御子の福音を伝えつつ心から仕えている神が証ししてくださることですが、私は絶えずあなたがたのことを思い、
祈るときにはいつも、神のみこころによって、今度こそついに道が開かれ、何とかしてあなたがたのところに行けるようにと願っています。  

ポイント

① 神さまのみこころを求めて歩んでいこう

② いつも神さまに感謝をして生活していこう

③ 神のみこころによって道が開かれる

解説

パウロは、このところでローマのクリスチャンたちの信仰が、多くの人々に広く知れわたっているということを神さまに感謝するのでありました。

神さまに感謝するということ、パウロは様々なところに書き送った手紙の中でまず神さまに感謝の言葉を書き送りました。イエスさまによって救われ、信仰が与えられ、神と共に歩む者が一人でも多く起こされるように祈ると共に、そのために主に仕えているクリスチャンたちを励まし勇気づけるのでありました。

そんなメッセージを書き送ったパウロ自身も、主に仕える者として、聖霊に助けられて、イエス・キリストの福音を伝えるために励んできた、いつでも、どこでも、どんなときでもキリストの栄光があらわされるように歩んできたと語るのでありました。

そして、いつも神さまのみこころを求めて祈り、はやくあなた方の所に行かれるようにと切に祈り、道が開かれるようにと願っていたのでありました。

以前に使徒の働きを読みすすめてきましたので、パウロのこれまでの旅路についてはおわかりだと思いますが、願っていたとおりにトントン拍子に進んでいくこともあれば、道が閉ざされるときもある、聖霊によってストップがかかったときもありました。一つひとつが神さまの摂理の中で、ご計画の中で歩んでいる、また行く先々において新しい出会いが与えられるという神さまの導きの大切さを伝えるのでありました。

パウロはローマにいるクリスチャンたちに、霊的な賜物である、癒しの賜物や預言の賜物、異言の賜物などを分け与えて信仰が強められるように、宣教の働きが拡大するようにとも願っていたと思いますが、まずイエスさまが共に居られて、主にある交わりをすることができるように、互いに励まし合って神さまからの祝福を分かち合えるようにと願ったのでありました。

適応

私たちの日々の歩みにおいても、辛く苦しいことが多いかも知れませんけれども、いつも聖霊の満たしを受けて歩んでいくことが出来るようにさせていただきたいと思います。

私たちにも聖霊の導きが与えられていることを感謝して歩んでいくことが出来るように、聖書のみことばに記されている約束を信じて歩んでいくことが出来るようにさせていただきたいと思います。