導入
今日の箇所は、真実なる神さまとイスラエルの民について書かれている箇所であります。神のよって選ばれた民であっても不忠実なところがある、そんな民を造ってしまった神さまは不忠実なのかどうかと書かれている箇所であります。
ポイント
① 神さまを信頼し神さまのことばを信じて歩んでいこう
② 大変に思えることであっても神さまの喜ばれることを行っていこう
③ 神は真実な方
解説
この手紙の著書パウロは、ユダヤ人はあらゆる点において、神さまからの特権が与えられているのだ、それは何かというと神さまから委ねられている神さまのことばであると語るのでありました。イスラエルの民に与えられている最大の贈り物は神のことばである聖書なのだ、彼らに与えられている特権は神のことばを守ることが出来るということなのだというのであります。
神さまから特別な存在とさせていただいたユダヤ人たちでありますが、もし彼らが神のことばを守らなかったのなら、信じなかったのなら、信仰を捨ててしまったのなら、神から切り離されてしまうのではないか。
また特権を与えた神が不真実であったからなのではないか、神が間違っていたからなのではないか、そのような考えを持つ者もいるかも知れないが、決してそんなことはなく、神は真実なお方であり、義なるお方であるのだから、人間の信仰に左右されることはないのだと詩篇51篇4節のみことばを引用して説明がなされるのでありました。
5節以降にさらなる問いかけがなされています。もし人々の罪や不誠実な行いが増えていくことによって、神の忠実さが明らかにされるのならば神さまの自作自演の世の中になってしまう。
もしもそのようなことが本当であったら、神は人間を、この世をどうやって裁くのだろうか。神の真実はいったいなんなのだろうかということになってしまうのであり、人間が悪を行えば行うほど神の栄光があらわされていくというつじつまの合わない世の中になってしまうのであります。
適応
私たちはこの目で神さまを見たことがなく、この耳で神さまの声を聞いたことがないかも知れませんが、主なる神さまを信頼し、この真実なるお方を受け入れて歩んでいけますように、神さまからくる導きを信じて歩んでいくことが出来るようにさせていただきたいと思います。
主を信頼して歩んでいくということ、いろいろな方からいろいろなことを言われるかも知れませんが、真実なる神さまだけを信頼して歩んでいけますように、神さまの語られたことばを信じて歩んでいくことが出来るようにさせていただきたいと思います。
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