ペンテコステのお祭り

今日はペンテコステの日に起こった出来事について、イエスさまが弟子たちに約束してくださった聖霊なる神さまの御業が現されたときのことについて聖書のみことばを見ていきたいと思います。

使徒の働き2章1-4節
すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。

ポイント

① 聖書の約束が本当におこることを感謝しよう

② いつも聖霊の力を受けとって歩んでいこうという

③ 聖霊に満たされ

解説

「過越の祭り」から40日が過ぎ、イエスさまが天に昇られてから「五旬節の日」までの10日間、弟子たちはエルサレムにとどまって祈っていたとき、天地万物を創造された父なる神さまの定めた時がついに満ちて、イエスさまの言われたとおりに約束の聖霊なる神さまが弟子たちに臨まれたのでありました。

聖霊を満たされた弟子たちは、御霊によって力をいただいて福音を語るための舌、ことばが与えられ、自分でも理解することの出来ない他国のことばで神の国の福音を語り出すのでありました。

超自然的な不思議な現象が起こり、多くの人は何が起こったのか理解することの出来ない状態であってのですが、お祭りのお祝いのためにやってきた人々は、弟子たちが自分の国のことばで話しているのを聞いてさらに驚くのでありました。これを聞いた者たちの中には、彼らの話している言葉を聞いて「彼らはきっと酒に酔っているのだ」と言ってからかう者たちもありました。

これに対してペテロたちは反論して今は朝の9時でまだ朝食の時間にもなっていないのだから酒に酔っているはずはないと述べるとともに、預言者ヨエルのことばを引用していま起こった出来事について説明をし、天地万物を支配し全てを治めておられる全能なる神さまがおられ、そのお方の御業によってこの世がやがて終わりの時を迎えたとしても、「主の名を呼ぶ者は、みな救われる。」のだと述べるのでありました。

聖霊に満たされたペテロは、イエスさまが十字架にかけられる前は失敗ばかりしていたのでありましたが、イエスさまが「あなた方の上に聖霊が臨まれるとき、ちからを受け、私の証人となる」と言われたとおり力を頂いて、大胆に臆することなく福音のメッセージを、イエスさまが十字架にかけられた理由を語るのでありました。

このようなメッセージを聞いた人々は「私たちはどうしたらよいのか」とペテロに聞くと、弟子たちが祈っている中で約束の聖霊を受けたときと同じように、罪を悔い改め、主を呼び求めるのならば、賜物として聖霊を受けるでしょうとペテロは語るのでありました。これを聞いた人々は、この福音のメッセージに応答して3000人もの人が主を信じて、洗礼の恵み、バプテスマの恵みにあずかったのでありました。

適応

聖霊なる神さまは、私たちにすべてのことを教え、聖書のみことばを思い起こさせてくださり、平安を与えてくださるのです。また、私たちを日々新しく造りかえてくださり、キリストに似たものとなるように導いてくださるのです。

聖霊なる神さまは私たちといつも共にいてくださり、私たちのクリスチャンライフが充実したものとなるように願っておられるのです。この素晴らしい恵みをさらに味わい、かみしめ、主の恵みをさらに受け取っていきたいと思います。

そして、まだこの恵みを知らない人には、聖霊なる神さまから力をいただき、この喜びを伝えていけますように、神さまの恵みがいたる所で現されるように、見えるところに頼るのではなく、主なる神さまにだけ期待して、これからの日々を過ごしていけるようにさせていただきたいと思います。