良い知らせを伝える人たちの足

今日の箇所は、みことばが語られること、みことばに聞くということについて書かれている箇所であります。神さまのご計画がユダヤ人から異邦人へと福音が伝えられ、時代を超えて、国境を越えていまの私たちにも届けられているのであります。

ローマ人への手紙10章14-21節
ですから、信仰は聞くことから始まります。聞くことは、キリストについてのことばを通して実現するのです。

ポイント

① 聖書から神さまのご計画を教えてもらう

② 毎日聖書を読んで神さまと一緒に過ごしていこう

③ 良い知らせを伝える

解説

パウロは救われるためには、キリストを信じる信仰と、キリストを主と告白することが必要であると語りました。しかし、イスラエルの人々は、キリストを主と認めることをせず、信じることをせず、拒み続けてきたのであります。

なかなかイエスをキリストとして、救い主として認めることの出来ない人々に対して、パウロは、この14節と15節において、信仰を持ってイエスが救い主であることを告白するために必要な4つのことを語りました。

まず1つ目は「自分が信じていない方のことを信じますと告白できない」ということであります。自分が信じてもいないのに、「これを信じてよ」と言ったとしても説得力がないのであります。自分も信じているし「これは絶対に正しいことだから信じてよ」と言うのなら、少しは耳を貸してくれるかも知れません。

次に2つ目は「聞いたことのない方、誰だか知らない方を信じることはできない」ということであります。これは素晴らしいと教えてもらったときには、それを誰かに伝えたくなるものです。良い情報を聞いた人は信じて、また誰かに話したくなるのであります。

そして3つ目は「誰かが話ししてくれなければ聞くことが出来ない」のであります。語る人がいて聞く人がいる。何かメッセージを聞こうと集まっても語る人がいなければ意味がないのであります。

最後4つ目は「神が遣わされるのでなければ行くことができない」ということであります。主によって選ばれ、送り出されることによって、福音宣教の働きが拡大していくのであります。

このような4つの出来事によって、主を信じる者が起こされるのであるのですが、それでも信じることの出来なかったイスラエルの民にむかって。イザヤ書52章7節を引用して、救われる者がさらに起こされるようにと期待していたのであります。

適応

私たちがこれからの信仰生活において、聖書のみことばに聞き従うことの大切さをさらに深くし、実行していくことができるようにさせていただきたいと思います。そして、パウロが語ったように、「良いことの知らせを伝える人々の足は、なんとりっぱでしょう。」ということを意識しつつ、福音を伝える喜びを味わっていくことができるようにさせていただきたいと思います。

私たちのこれからのクリスチャンとしての生涯が、神さまの恵みにあふれたものとなりますように、いつでも、どこでも、神さまにチャンネルを合わせて、みことばを聞いていくことができますように、そして、そのみことばを実行し、またその恵みを伝えていきたいと思います。