みどりごを探し当てた

今日はイエス・キリストの誕生をお祝いした羊飼いの出来事についてみことばを見ていきたいと思います。

ルカの福音書2章8-16節

御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。

ポイント

① イエスさまがこの地に人間となって来てくださったことを感謝しよう

② 最高のプレゼントが与えられていることを感謝しよう

③ あなたがたのために救い主がお生まれになりました。

解説

ベツレヘムには祭りを祝うために大勢の人々がいたのですが救い主の誕生に気づく人はおらず、ひっそりとした出来事であったのですが、驚くべき特別なニュースは野宿をしながら羊の群れを見守っていた羊飼いたちに伝えられたのでありました。

羊飼いの仕事は、羊たちを狼や獣から守ったり、迷子にならないように助けたり、夜も眠らずに羊たちを見守っていなければならない大変な仕事であり、もしかすると羊飼いたちが番をしていた羊は、神殿でいけにえとしてささげることになっていた羊だったかも知れません。自分たちは神殿の中に入れないのにもかかわらず、祭司やユダヤ人のリーダーたちのために羊をせわしなければならないという働きであったのです。

そんな彼らがいつものように羊の見張りをしていると、あたり一面、天の栄光で包まれて、まばゆい光が照り輝くのでありました。そして、その光の中から天の御使いが現れ、羊飼いたちに語りかけたのでありました。

羊飼いたちは祝福されて生まれてきた赤ちゃんを見るために選ばれたのでありました。本当ならば、神殿で祈り救い主の誕生を待ち望んでいたユダヤ人たちのリーダーが最初に赤ちゃんの誕生をお祝いするはずであったかも知れませんが、神さまによって羊飼いたちを選ばれたのでありました。

羊飼いたちはもしかすると素朴な心を持ち、誰にも相手にされない目立たない職業であったかもしれませんが、救い主が生まれたというニュースを素直に受け取ることのできる準備ができていたのかも知れません。彼らは大喜びでベツレヘムまで出かけて行くのでありました。

適応

イエスさまは、貧しい人、弱い人、さげすまれている人など、誰からも相手にされないような人をも愛して、招いて、救ってくださる御方であります。誰からも相手にされないような人々のところへも行ってくださって救いの道を教えてくれるのであります。

私たちが救いの恵みにあずかるということ、新しいいのちをいただけるということ、これこそが聖書に記されている福音の素晴らしい恵みであります。

私たちが心から神さまの助けを求めるのならば、必ず救いが与えられるのであります。救いは我々人間の努力や功績によって与えられるものではなく、神さまからの一方的な愛とあわれみによって与えられる、最高のプレゼントなのであります。

今年のクリスマス、神さまからの最高のプレゼントをいただいて、神さまへの心からの讃美と礼拝をおささげしたいと思います。そして、私たちが全世界を造られた神さまによって救われたことを感謝することが出来ますように神さまの導きの中で歩んでいきたいと思います。